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漢方科

◆ 漢 方 科

漢方(かんぽう)科について

漢方科では、併設の石垣漢方薬店にて漢方療法をおこなっています。石垣針灸推拿整体院で受けた「外治法(がいちほう)」の針灸(はりきゅう)推拿(すいな)に併せて、さらに治療効果を高める目的で「内治法(ないちほう)」の漢方薬をご提案させて頂いています。 また、「西洋薬では十分な効果がみられない」「西洋薬をずっと飲むのは不安」「西洋医学では治療対象にならない症状」など、様々な悩みをお持ちの方に対して、一人ひとりの症状や体質に合わせた漢方薬をご提案させて頂きます。

漢方(かんぽう)療法とは

漢方療法とは、自然の恵みの力で、心身の不調と体質の改善に効果を発揮する伝統医学です。 自然界に存在する「植物性」「動物性」「鉱物性」など天然産物を乾燥などの処理をした生薬を用いて疾病を予防したり治療したりするものです。 一般的に服用する漢方薬には「煎剤」と「エキス剤」があります。

煎剤(せんざい):煎じ薬とも言い、複数の生薬を水などで煮出しその薬液をそのまま飲むもの

●エキス剤:複数の生薬から浸出液を濃縮して水飴様にし、顆粒などにして飲むもの



漢方(かんぽう)薬の構造

漢方薬は、天然由来の成分を原料とした生薬が組み合わさって構成されています。 その組み合わせは、長い歳月をかけて効果を生み出すものだけが、現在も用いられています。漢方薬を正しく用いるには、生薬の組み合わせがとても大切で、生薬はその作用から「上品」「中品」「下品」の三種類に分類されています。

上品(じょうほん):生命を養い、健康で長寿の目的に薬膳として使用する。長期服用が可能な生薬
  例)人参、甘草、地黄、陳皮

中品(ちゅうほん):体力を養い、体質改善などの目的に使用する。使い方次第では毒にもなる生薬
  例)葛根、当帰、麻黄、川キュウ、芍薬

下品(げぼん):病気を治す目的のみに使用する。毒性の強いものが多く長期服用を避ける生薬
  例)附子、大黄、半夏、桃仁、連翹、桃仁


漢方(かんぽう)薬の種類

現在、日本で用いられている生薬は約250種類、市販薬となっているものが約200種類以上あります。漢方薬の形状はさまざまで、漢方薬の名称の 最後の文字によって決まっています。例えば、「湯」「飲」「方」は煎じ薬、「丸」「丹」は丸剤、「散」は粉末状の散剤、「膏」は膏薬になります。
最近は飲みやすさ、保存のしやすさ、携帯のしやすさなどから、煎じ薬を液体のままにした「液剤」や、生薬を工場などで濃縮エキスにし、それを乾燥させるなどして「細粒」「顆粒」 「錠剤」「カプセル剤」にしたものがあります。さらに、服用のしやすさを考えた「ゼリー状」にしたものが主流になってきています。


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